立山三山縦走

立山三山縦走(9/21〜23)   (3-G 足立 常昌)

思い起こせば3年前、旅行で訪れた室堂平の美しさと、すれ違う登山者のカッコよさにチョット憧れて、立山の尾根を歩きたいなぁと秘かに思っていました。それから近くの山に登るようになり、少しずつ山にも慣れてきました。そして今年、もうソロソロと9月初め頃から立山の天気をチェック。なんといっても天気が一番。でも今年は天候不順、しかし中旬に入って天候も回復。直前予約で天狗平山荘と内蔵助山荘も確保。シメシメこれで行けるぞ~。

1.お節介な覆面パト

9/21朝8時に家を出発、途中の北陸自動車道でお節介な覆面パトにスピード違反を指摘され(写真1)、少し落ち込みながらも立山駅に到着。




2.天狗平の紅葉

ケーブルからバスと乗り継ぎ、午後4時、天狗平山荘に到着。今年は9月初旬に気温がぐぅーと下がったおかげで、目前に広がる景色も色付き始めています。(写真2.3)

3.天狗平より立山遠望

写真3

4.室堂出発

9/22朝8時、室堂を出発してまず一の越を目指します。(写真4)天気最高、調子まあまあ。1時間程で一の越到着。少し休んで雄山へ。(写真5)

5.一の越から雄山へ

写真5

6.雄山神社

何度もネットで見た岩場を登る事1時間で到着。山頂は登山客でいっぱい。雄山神社でご祈祷をしてもらい、(写真6)おにぎり食べてゆっくり休憩。まだまだ元気。さぁこれから待望の尾根歩き。まず大汝山へ、うっ、結構険しい岩場が続く。30分で大汝山着。うっ、ここから先もまだ岩がゴロゴロ、歩き難い。でも足元には遠く黒部ダムが、さすが3000m級、高いわ~。富士の折立を過ぎ、しばらく下るとやっと尾根が視界に、(写真7)

7.やっと尾根が視界に

写真7

でも結構歩き難そう。下から見るのとは大違い。この辺りから徐々に疲労感が・・・。でもまだ目的の赤い屋根は遠くの彼方、しかし遮るものの無い360度パノラマの絶景の中、なんとか高いテンションを維持しつつ歩く事約1時間、やっと山荘に到着しました。ホッ。山荘の夜の外気温は氷点下、寒さに震えながら眺める夕日や日の出もよかったな~。(写真8,9)

9.内蔵助山荘の日の出

写真9

9/23朝7時、山荘を出発して別山を目指します。今日も天気最高、調子はまあまあ、道はチョイ悪。約1時間で別山頂上に到着。剣岳が目前に、さすがの存在感に圧倒されます。(写真10)ここから小石がころがる下りを1時間程で剣御前小舎へ。休憩の後、雷鳥沢まで浮石に気を付けながら一気に下ります。だんだん高度が下がってくると、紅葉が目に染みます。そして称名川を渡ると色とりどりのテントが見えてきました。(写真11)

11.称名川を渡る

写真11

あと一息、でも目の前にはキョ恐怖の階段が・・・。しかし意外と余裕でクリア。みくりが池に到着。やったー!振り返るとそこには立山連峰が。あの尾根を走破したんやと思うと歳のせいかチョットウルウル。(写真12)みくりが池温泉で食べた遅い昼食のコーヒーとトーストとソフトクリームは格別でした。

12.みくりが池より立山連峰を見る

写真12

最後に、立山より帰ったその週末、御嶽山で突然の噴火があり、沢山の登山者の方が亡くなられました。去年の夏、木曽駒ケ岳に登り目前に御嶽山を見て、いつか登りたいと思っていました。とても他人事とは思えません。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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