3年ほど前から、最寄り駅へのバスの通り道にある、ドナルド・マクドナルド・ハウスでボランティアをしている。
ここは、向かいにある国立循環器病研究センターに入院している、心臓に欠陥がある子供たちの親御さんが泊まる宿泊施設。
宿泊料は1泊1000円で、台所用品がすべて揃った自炊用キッチン5つ、広いダイニングルーム、パソコンコーナー、子供のプレイスペース、図書室などの設備に、お米をはじめ、調味料、レトルトの食品、時には、野菜、果物など、すべて寄付で賄われている。個別の冷蔵庫、洗濯機、乾燥機も5台ずつ、自転車の貸し出しも。
運営もほとんどが、ボランティアで行われ、病院への往復と、子供の看病だけで1日が過ぎてしまう親御さんに、すこしでも季節を感じてもらいたい、我が家のように寛いで過ごしてもらいたいとの思いで、部屋には、パッチワーク班の作ったベッドカバーや木工班が作った、木の時計、木の子供椅子。庭には園芸班が育てている草花。四季折々の飾り物、お正月かざり、お雛様、5月人形、鯉のぼり、お月見、クリスマス・・・などなど、お手伝いをしている一人一人が気持ちを込めている。
その活動は、9時~12時、12時~3時、3時~6時、ナイトボランティアの4つのシフトで、曜日ごと、時間ごとに決められた作業のほかに、チェックイン、チエックアウトの手続き、チエックアウト後の部屋の片づけ、イベントやバザーの準備など。ナイトボランティアは男性で、時には病院から帰ってくる親御さんのために夜食を作って提供し、喜ばれている。
無理なく長くボランティアが続けられるように、時間は3時間と決められている。私は、第2,4の金曜日 12時~3時。ほんの短い間だけれど、子供達の看病に集中できるように少しでも役に立てればと、思いが同じ仲間とするボランティアで、私自身が充実した時間を過ごし、癒されている。
3-C 梶マリ子
(幹事より、ドナルド・マクドナルド・ハウスのホームページは、こちらです。)