◎病気療養中の米澤さんをお見舞いされた、中村重昭さんが託された前回記事の続編(感謝の言葉)を掲載しました。こちらのリンク先のページをご覧ください。
中村さん:「先日(13日)、中田くんと米澤くんの見舞いに行ってきました。(中略)信じられないくらい元気になっておられ、主治医も驚いておられるとか。体重も四十キロ半ばまで回復したようです。 なにせ、5月に伺った後、二回もネパールへ行かれたのだから、驚きとともに、 目的・生きがいを持つことの重要性を改めて知らされ、友人ながら敬意の念を禁じ得ませんでした。 米澤くんの前回寄稿された文章の続編(感謝の言葉)を預かってきて、ス キャンしてテキスト化しました。」
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[リンク先のページにも掲載されていますが、ネパールで開催予定のシンポジウムの案内です。]
第3回 ネパ一ル一日本整形災害外科シンポジウム at ポカラ(標高:800m台)
2016年2月11日~13日:学術会議
メインテーマ-1.大地震:その時、何が・何を、そしてこれから。
-2.地震、高齢化による運動器損傷・障害:ロコモーション、リハビリ
-3.2050年に向かい西洋医学と東洋医学の融合化の必然性
会長 :Prof. Deepak. P. Mahara (President of NOA)
副会長 :Takumi Yonezawa(Oosaka Medical College)
会場 : HOTEL-GROUND-POKALA
参加費 :医師 : 8000(Japanese Yen)
コ-メディカル: 4000JPY 同伴者(子息は除く:無料): 3000JPY
メディカルキャンプ :バネパ(ドュリケルの丘近く1泊予定)
病院見学(手術参加:可) :希望者は1泊でナガルゴット
リハビリテ--ションセンター見学 : 希望者は1泊でナガルゴット
カトマンズ市内見学、義肢装具会社見学、ロコモーションとヨガの世界の公開講演
演題募集:要項は別紙一一口演(A,B)、ポスター,
(締め切り:11月25日) コ・メディカル、企業、学生、一般の参加歓迎
Option:3コース(他は各自計画し、不明点はヒマラヤ観光会社に問い合わせ)
1:ジョムソン(ネパール人の桃源郷、近藤氏が日本米耕作成功)とトレッキング
2:ルムビニ(仏陀生誕の地)からチトワン国立自然公園(象に乗って散歩)
3:ホテルエベレストビュウへの探索行(宮原氏がヒラリーと喧嘩をしながら建築)
出来るだけ多くの方に、現実のネパールの姿や、今、東北の方々が官僚の姿をしたアンタチャブルにも負けずに頑張っておられることをネパール復興支援も兼ねて参加して頂き、心の隅に何かを感じていただければと思っています。しかし、声高に叫ぶことより、先ずネパールの日々を楽しんでいただくことが重要だと考えていますので、少しネパールの空気を吸いに出かけませんか。当方は、出来るだけ安く、楽しんでいただくために頑張りますので宜しくお願いいたします。ただ、団体の方々の代行という形で、残った物資とその後に届いた支援物資、宴会で飲むウイスキーを搬送することはお許しください。
連絡先兼事務局:
〒567-0034 大阪府茨木市中穂積1-5 B612(レックスマンションB612)
TEL&FAX:072-627-2259(自宅)E-mail:yonezawa4487@ybb.ne.jp
グループと別に参加される方も是非、会場の都合などがありますので取り敢えず参否の連絡だけお願いいたします。まとまった方が安く交渉しやすいことも考慮して、参加の仕方は皆さんの自由に任せていますので利用するだけでも、存分にしてください。
参考:ヒマラヤ観光担当者:大島or木畑 ヒマラヤ観光開発株式会社・マウンテントラベル〒530-0001: 大阪市北区梅田1-11-4-500 大阪駅前第4ビル5階3号
TEL:06-6346-0360 Fax-06-6346-0465
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《前回記事》
◎3-H 米澤 卓実さんの
「2015春同期会お知らせ」返信メールに添付された記事を掲載します。
浅田 千鶴さま
同期会のお世話ご苦労様です。
今回、病気療養中につき参加できませんが、皆様によろしくお伝えください。
さて、その際に添付ファイルのネパールシンポジウムの案内を興味のある方に
配布していただきたいのですが・・・別に医療関係者だけでなくネパールに興味の
ある方でしたら大歓迎です。ふつうの旅行と一味違う体験ができると思います。
よろしくお願いいたします。
米澤 卓実
本会議にご出席の皆様へ
前略
ネパール整形外科学会総会で、2016年2月11~13日に第三回ネパール・日本整形災害外科シンポジウムをネパールのポカラで開催しようと決定され、皆様の参加を中心とする協力をお願い申し上げる次第です。
私自身のネパールとの関わりは、以前にネパール人の友人が日本におり、彼の話などいた上で、私自身も僻地医療には興味のあるところでもあり24年前にカトマンズを初めて訪問しました。24年前には、ネパールの整形外科医が15名で、一般外科医が整形外科的外傷や疾患なども扱っていた状態でした。(人口2600万人)。その後、一般外科から整形外科の独立も認められ、2008年のネパール整形外科学会では100名近くになりました。しかし、現在も首都カトマンズや第2の都市ポカラなど、2~3の主要都市を除く地方の状況は外科医が外科系の事は科を超えてこなしており、非常に厳しい状況にあることでは大筋は変わっていません。
その後も、年に1,2度カトマンズのトリブファン大学Teaching Hospital(24年前当時JICA支援のもとにネパールでは国立病院1校が初めて運営され始めていました*TUTH)を中心に国立Bir病院(インドの支援で貧困層を対象として運営されています。)さらに、英国と米国のミッション系のパタンホスピタル病院が整形外科でがんばっており、この3病院を中心に医療活動を行ってきました。
この当時の医師はインドやイギリスの医学部を出て、本国に戻って医療活動をしている状態でした。この間、兵庫医大の圓尾名誉教授と懇意にさせて頂き、2001年にはカトマンズで第一回ネパール・日本筋・骨格・神経系のシンポジウムをネパール整形外科学会と開催する準備をしていました。
しかし、マオイスト(毛沢東主義とはかなり趣が異なっています)と議会の摩擦や王室一家の殺害事件とそれに続く王室、議会、マオイストの政争から治安が悪化していくとともに、国境の西からはイスラムの混乱をも抱え込む状態となり、シンポジウムの開催を延期してきました。
この間に、医療レベルにおいては、インド系の資本により10校ほど医学部が開設されております。(インドの医師の子供が多く卒業すると本国に帰ってしまいます)しかし、1980年代の鎖国解除後の急速な富の偏重、国情の混乱を反映して、特定の一部階級においてのみ大きな恩恵を被っており、今後、国民への医療の方向性はこの混乱の中からどちらを向くかわからないのが現状であります。そのためにも、日本が理想とは思えませんが、何らかの接点を持ち、意見交換をすることは意味のあることと考えて、シンポジウムの開催をネパールの先生と考えました。
尚、参加については、個人負担となりますが、単に整形外科医に限ることなく、ネパールを理解して頂くためにも一般医、コメディカル、ME、一般の参加者も大いに歓迎したく考えています。主旨をご理解の上、多くの方のご協力をお願いしたいと思っております。尚、第二回シンポジウムにおいて、第三回のシンポジウムまでは、私、米澤卓実が運営にあたっていきますが、その後は以下の15名の発起人プラス1名にて運営していきたいと思います。(発起人代表、井樋栄二教授を中心に運営していきます。)発起人以外の方でも、この会に関するご意見・ご提案があれば遠慮なく現時点での事務局にご提案いただければ、今後の運営に活かしていきたいと考えています。
本会の基本理念
医療レベルにおいては、高齢化社会の日本が理想になるとは思えませんが、なんらかの接点をもち、意見交換することは双方にとっても意味のあることだと考え、3~4年に一度シンポジウムを続行させる為にも皆様のご参加・ご協力をお願い申しあげる次第です。
又、単に成熟期の先生方のみならず、若い整形外科医の参加や、医療従事者、MEに限ることなく、ネパールを理解して頂く為にも一般の方々の参加も大いに歓迎いたします。
米澤 卓実